たきもとかよブログ

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名古屋場所号の補足(2)

※少しずつ加筆・修正を続けております…笑

***

◆板番付のトピックの補足

亮輔さんから、板番付の書き方のノウハウについて
いくつかお話をうかがいました。

例えば、板の中での文字などの各寸法は
キッチリ何cmと決まっているわけではなく、
おおよその寸法と比率が決まっているだけなので
書き手によって微妙に違いがある、など…

どの板番付もまったく同じに見えたので意外でした。
ご担当者それぞれの寸法の取り方や考え方など
一度うかがってみたいです。
詳しい人が見たら、文字の癖だけでなく、
寸法の癖を見ただけで誰が担当したものか
わかったりするんでしょうかね(笑)

そのほか、国技館の板は書きやすい等々…
板番付は個人的に興味があるので深堀りしてみたいです。
(ちなみに番付表もわりとまだ研究の余地がありそうです)

令和元年



※完成した板番付を業者さんたちが櫓に設置する様子や
呼出しさんたちが出っ幣や幕を設置する様子も
偶然見ることができました。

出っ幣を設置するときエレベーターのカギが間に合わず、
呼出しさんたちは急きょはしごで上まで登っていったので
ハラハラしました

状況に応じて臨機応変に機敏に対処する仕事っぷりは
呼出しさんのすべてのお仕事に共通していますよね。
その姿勢が垣間見えた一件でしたが
体を張ったこういうお仕事は大変そう…とあらためて思いました

出っ幣の設置

***

◆錦太郎さんのトピックの補足

一輝さんが見守る前で
小さな板にうれしそうに練習していました。
(昂明さんも興味津々な様子で見ていました)

流れるようにさらさらと上手に書いていて、
私は字が下手なので感動しきり。
行司のみなさんが本当にうらやましいです。

三段目格になると要望を出せば
板番付の下の方を書かせてもらえるそうですね。
板番付デビューは春になる場合が多いそうで、
「自分も来春あたりかもしれませんね」と話されていました。

***

◆志豊さんのトピックの補足

しばらく場内放送席の横について勉強したあと
「そろそろやってみよう!」と兄弟子に背中を押されての
デビューだったそうです。

お話をうかがっているあいだ固まって直立状態だったので、
"ああ、私の聞き方が下手だからよね…"
"リラックスしてもらわねば…"
とあせり、ちょっと話題をそらして飴を差し上げたところ
「いつも自分はこんな感じです」
「こんな2つもいただけるなんて。ありがとうございます。」
と、とってもまじめにお礼を言ってくださいました。
(↑このエピソードでお人柄のイメージが伝わるでしょうか)

夏場所では緊張されているようでしたが
名古屋場所ではリラックスできますように。

***

◆健太さんのトピックの補足

イラストには描いていませんが、
巡業に参加していたほぼ全員(?)の兄弟子たちが
太鼓をたたく健太さんの周りにいました。

近くでじっと健太さんを見ている方。
遠くの土俵を眺めつつ聞き耳を立てている方。
健太さんの写真をうれしそうに撮っている方。
雑談している方。
なにかを飲みながら宙を見つめている方。

健太さんの初めての太鼓が気になるのか、
あるいは、ご自分の若い頃を思い出して
懐かしんでいるのでしょうか…
それぞれの想いを胸に
なんとなく健太さんの周りにいる光景に
胸を打たれました。

一緒に同じ仕事をする仲間として
外部の私には想像できないような
深い想い・絆があるのでしょうね…

10年、20年、30年、
健太さんのあの初々しい太鼓の音色が
これからどう変わり、
どうアレンジされていくのか、
とても楽しみです。

ちなみに琴吉さんですが…

「自分はもう使わないから使って」
と健太さんに自分のバチを譲って颯爽とその場を去るという
ドラマのようなかっこいいエピソードが
あったわけですが、、、

その翌日(?)の巡業で太鼓を披露することになり、
1日だけの日帰り参加だった健太さんはもちろんいなかったので
あわてて他の呼出しさんからバチを借りた、
というオチがあったそうです(笑)。

かわいいですネ

健太さん太鼓デビュー
撮影:2019年4月15日

***

◆広さんのトピックの補足

耕平さんに節まわしを教えてもらい、
部屋で練習してデビューに臨んだそうです。
(記憶違いだったらすみません)
一緒にまわっていた邦夫さん重太郎さん慎さんも
いろいろとアドバイスをされていましたよ。

初々しくさわやかで澄んだ声は胸にジンと響き…
街並みや青空を見上げる晴れやかな表情が深く心に残りました

健太さんの太鼓同様、
これから長い年月をかけて
どう自分のものにされていくのか楽しみです

日本橋~銀座をまわる触れ太鼓については
最近始めたものだそうで、
依頼者のみなさんももっと発展させていきたいと
意気込んでいらっしゃいました。

触れ太鼓が聴ける機会は年6回だけ、
うち東京では年3回(1月、5月、9月)です。
(3月大阪、7月名古屋、11月福岡)

譜面がない伝承による技は、呼出しさんの個性も加わって
太鼓も声も呼出しさんごとに特徴がありますし、
同じ呼出しさんでも経験を積むごとに変化していきますし、
その時その時の状況によってアレンジを変えてきますし、
呼出しさんたちの組み合わせによっても雰囲気が変わってきますし…
本当に舞台と同じように「一期一会のもの」です。

江戸時代の人たちが聴いた触れ太鼓と
今私たちが聴くことができる触れ太鼓とでは
時代の影響も受けてかなり違ったものになっているはずですし、
50年後100年後の人たちが聴く触れ太鼓も
今とは少し違ったものになっているはずです。

もしも街で偶然大相撲の触れ太鼓を見かけたら、
それはとてもラッキーなことです!

そんなチャンスに遭遇したらちょっとでもいいので
伝統の技に裏打ちされた「今」の触れ太鼓の"目撃者"として
ぜひ耳を傾けて堪能されてくださいネ

令和元年夏場所 触れ太鼓

(参考リンク:「日本橋めぐりの会」 2019年5月 大相撲触れ太鼓 活動報告ページ)
http://www.nihonbashi-meguri.com/#190511_furedaiko

***


◆侑汰さんのトピックの補足

重次郎さんから着物を借りたそうですが
侑汰さんにはちょっと小さめだったようです。
大将さんや広さんや弘行さんなどから
着物のおなか周りをチェックされているのを見かけました。

さらに広さんは後ろから侑汰さんをじーっと見たあと、
裁着袴の着方(腰まわりの着付けのノウハウなど)
についてもアドバイスしていました。

「広さんは装束の着こなしにこだわりがありそう」と
前々から思っていたのですが、
その広さんが侑汰さんの着こなしについて
ダメ出し&アドバイスしている様子を見ることができたので
心の中でガッツポーズしました(笑)。

弘行さんの服装チェック
※弘行さんは侑汰さんに裁着袴を贈るそうです

ちなみに行司の新弟子のお2人も
烏帽子のかぶり具合について
兄弟子たちからチェックを受けていました。
装束の着付けはそれ自体がなかなか大変なようです。

同じ苦労を経験した兄弟子たちだからこそ
弟弟子たちの着付けのどこがいま一つうまくできていないのか
そのポイントをすぐ見つけられるし
「こうしたらいい」という具体的なアドバイスが
できるんでしょうね。

粋な着こなしのノウハウを教える兄弟子たち…
なんだかその様子そのものが粋でかっこよくてしびれました 

烏帽子チェック


***

◆房のトピックの補足

吊り屋根にかけられる房が新しくなりましたが
水引き幕をまとめる揚巻は以前のまま。

今までは地方場所にも房を持って行っていたそうですが
新調された房は両国国技館専用として使われるそうです。

ちなみに、黒房は屋根に掛けるひもがやや長かったようで
ほかの3つに比べてちょっと下の方まで垂れていました。
土俵築の最終日に長さの調整を試みていましたが
結局夏場所は長さの違うままでいきました。

古い房はいつから使っていたものなのか
5~6人にうかがってみましたが、
"今の国技館になったときから修理しつつずっと使ってきた"説と
"何度か新しくしている"説がありました(笑)。

色
新しい白房と古い揚巻(白)の色の差

***

土俵築でもいくつかの「初めて」を見かけたのですが、
ピックアップしてまとめるのが難しかったため
今回はまったく触れませんでした。

興味深いお話しもけっこううかがえたのですが、、、
もしもなんらかの機会があるならばその時にでも…と思っています。

(おまけ)
吾郎さんによると夏場所の土俵の上がり段の出来具合は
護さんの作ったものが一番良いという判定でした(笑)


上がり段担当


***

(おまけ:懸賞幕)

夏場所2日目と4日目の朝に
懸賞幕をまとめる様子を拝見しましたが
にぎやかで楽しかったです
(たぶんたまたまそういう日だったと思われます 笑)

取組表から懸賞の記載を悠斗さんが読み上げ、
若手呼出しさんたちが該当する懸賞幕を探して
まとめて倉庫に入れていくのですが、
初めて出された新しい懸賞幕があると
それを一度広げてみんなでデザインを確認していました。

見つけた人が広げ
悠斗さんが「○○はこれでーす、覚えてくださーい」
というとみんながそれを見て「ハーイ!」と確認。
その様子が小学校の授業のようで
とてもかわいかったです。

棒に提供者名が貼ってはありますが
丸まった状態でも色合いなどでどの懸賞幕か
だいたいわかるそうです。
雄志さんは「覚えるまでは大変でした」と言ってました。

経験の差が感じられた場面も。

4日目は照矢さんがエネルギッシュに働いていまして、
悠斗さんが読み上げる懸賞幕を
若手呼出しさんたちよりも早く
次々見つけ出していました。

照矢さんは懸賞幕を見つけるたびに
得意げに(?笑)ハーイ!と声高らかに返事をし、
悠斗さんが若手呼出しさんたちに
「ほーい、今日はおっさんががんばってるよー」
と鼓舞する呼びかけ。

悠斗さん「次2本、○○(提供者名の略称)」
照矢さん「ハーイ」
悠斗さん「おじさんドヤ感出てますよ!…次1本、○○。」
照矢さん「ハーイ!」
悠斗さん「いちいち!!(笑)作業が止まるから!!(笑)…はい次2本、○○。」
照矢さん「ハーイ!!」
悠斗さん「何すか!(笑)邪魔してるんすか!(笑)」

というやりとりが続き、
ドッと笑いがおきる、なごやかな空気でした。

若い呼出しさんたちよりも経験豊富なので
早く見つけられるんですよね。
悠斗さんが漢字の読み間違いをしたら
すかさず指摘をしていましたし、
さすがベテランだなと思いました。

健太さんや侑汰さんも何年か経てば
兄弟子たちと同じように
サッと見つけられるようになるんでしょうネ
がんばってくださいね

懸賞幕を並べる呼出しさんたち

***

今月は、見かけた「初めて」をピックアップしたトピックス集でしたが、
その「初めて」のいくつかを影でサポートされた兄弟子のみなさんの様子も
あわせてお伝えしたい、というのがもうひとつのテーマでした。

左側のページではその要素をあまり盛り込めなかったのですが、
この補足で少しだけでも感じていただけば幸いです
(補足の方が多くなってしまい、反省…)
  1. 2019/07/01(月) 03:46:45|
  2. 相撲

名古屋場所号の補足(1)

6月27日発売の
『NHK G-Media 大相撲中継 名古屋場所号』では
平成~令和に移り変わった今年の春、
4月~5月に見かけた「初めて」をテーマに
全体をトピックス的にまとめてみました。

今の決まり手制度で関取で「初めて」出た"送り掛け"、
荒磯親方「初めて」のラジオ解説、
「初めて」のアメリカ大統領杯、
小林アナの「初めて」の幕内実況
(現場でお話しするとき「幕内実況が目標です!」と
よくうかがっていたので、自分のことのようにうれしかったです)、
etc...


たくさんの初めてを見聞きした夏場所ですが、
今号は行司さん特集が組まれるということでしたので
私も裏方さん(行司さん、呼出しさん)に
焦点を絞ったトピックス集にしました。
今のコーナーでなかなか裏方さんを
集中的に取り上げられるチャンスはないので
自分なりにリミッターは働かせつつも
心の赴くままに振り切らせていただきました(笑)

4月中旬~5月下旬までの1か月余り、
小さいノートですが2冊に及んだメモのなかから
何を2ページ内に入れるか本当に悩みました、、、
全体の制作時間のうち、
その取捨選択作業が7割、作画作業が3割、
というくらい、
削る作業に時間を取りました。

メモ


書店でお手に取ってご覧いただけましたら幸いです。
良かった点、悪かった点、etc...
ぜひ編集部までコアな声をお届けくださいネ。

あのイラストコーナーに求められている方向とは
やや違ったものになりましたが
快諾くださった編集長に心から感謝いたします。

***

以下、今号の行間を補足します。
ぜひ今号をお手元に一緒にご覧いただけたらと思います。

***

【行司さん編】

◎新人行司さんたちの指導(右ページ)

新人行司さんたちの本土俵デビューまでの
指導の様子を描きました。
本格的なコマ割りマンガにしたいと思ったのですが、
さすがに2ページでは収まりきらず断念。

今場所デビューする
式守昂明(こうめい)さんと式守衆侯(ともきみ)さんの、
前相撲デビュー前~本割デビューの日までの
5日間でとったメモは30ページ。

***

基本の指導 2コマ目

イラストに掲載したものは、ごくごく一部です。
書かなかった基本所作以外の指導内容を
いくつかあげると…

・四股名を呼び上げる時は「○○~に、○○~。」
「○○に~、○○~。」というように、
「に」をのばさないこと。
2人の四股名を区別するため、
便宜上「に」を入れているだけなので。

・「待ったなし」「手をついて」
手をつくよう行司さんから言ってあげてほしいと
審判部から言われている。
「手をついて」と声に出して手つきをうながす。

・軍配を上げたあと…
*あきらかに東西逆だと自分ですぐにわかった場合は上げ直していい。
*審判が「逆だ」と言ったら上げ直す。
*物言いがついてから上げ直すのはだめ。
*お客さんから言われて上げ直すのはだめ。


・「二番後取り直し」「痛み分け」「引き分け」の違いと、その際の口上の練習
(ここでは略)

・下がりが落ちた場合の対処あれこれ
(ここでは略)

・まわしまったの練習
(ここでは略)

…などなど。

要之助さんはデビューから今まで一回も「二番後取り直し」に
当たったことはないそうですが、
啓太郎さんは序ノ口の土俵デビューの取組が
いきなり「二番後取り直し」になり、
以来ここまでの2年間で3~4回ほど
「二番後取り直し」に当たっているそうです。

「滅多にないけど人によってはあたる人もいるので
すぐ対処できるよう常に頭の中に入れておくように」
と指導されていらっしゃいました
(口上の一覧表を渡していました)。

ちなみに、要之助さんは「二番後取り直し」は一度も経験していないけれど、
前抜きという80数年ぶりに出た反則には当たったそうです。

後日調べてみたのですが、もしかしたら
朝ノ霧さんvs千代白鵬さんの一戦かもしれません(?)。
その話をしている時たまたま横にいた悟志さんが何か言いたげだったのは
部屋のおすもうさんの話だったからですかね^^;

***

イレギュラー時の対応 3コマ目

おすもうさんたちは必ずしも教科書通りの動きをするわけではないので
(特に序ノ口あたりは想像できない動きをするおすもうさんが多い)
行司さんも状況に対応していかなければならないですよね。

朝の指導中、歳の近い兄弟子たちがおすもうさん役になっていましたが、
必ず毎回何かしらの「おすもうさんのやらかし」を入れてくるので、
見ていて本当に楽しかったです。

要之助さんもはじめのうちは
「まだ彼らは基本がわからないんだから!やらなくていいから!(笑)」と
基本通りのおすもうさんの動きをさせようとしていたんですけど、
それでも兄弟子たちがしつこく「やらかし」をいっぱい入れ込むので
途中からあきらめて「…ほんとにいろいろやるなぁ…(笑)」と
目を細めながらニコニコされてました(笑)。

イラストに描いたもの以外では例えば…

(以下、コマ割マンガで描いてみようかとも思ったんですが、
読んでいただいている方の想像力にお任せした方が楽しめると思いふみとどまりました。
どんな空気感だったか、どんな動きをしていたか、
想像を膨らませながら読んでいただけたら幸いです)


指導

…といった練習が続きました(笑)。

立合いが合わず「まだまだ」と言っているのに
聞こえないふりをしてずーっと取組を続けて
行司を困らせたり…

(おすもうさんには聞こえていない場合もあるので
大きな声と動作でしっかり取組を止める練習を
意識していたと思われますが、
辰之助さんがつっぱりをやめないので
海之助さんが「おい!」と笑ってる様子が
ほほえましかったです)

毎朝初っ切りを見ているようでした。
アグレッシブに「やらかし」を演じていた辰之助さんは
現在の初っ切り組が所属する高田川部屋なので
もしかしたら無意識に彼らの影響を
受けているのかもしれませんね(?笑)。

ちなみに兄弟子たちはそのあと
なにごともなかったかのように土俵に上がり
かっこよく涼やかに取組をさばいていたので
「…さっきあんなに息を切らしながら
激しいすもうをとっていたのにすごいなぁ」
と、ギャップにちょっと笑ってしまいました(笑)。

行司さんはこういう時困るんだなぁ、
こういう時はこう対処するんだなぁ、とか
行司さんのさばきの勉強にもなるので、
巡業で「行司初っ切り(行司さんに焦点をあてたもの)」
があっても良いかもしれないですネ(笑)。

要之助さんの指導が終わった後も、
誠輔さん、辰之助さん、海之助さんは新人の2人に
「こういう時はこう」とじっくり説明されていて、
兄弟子みんなでていねいに育てている様子に
胸が熱くなりました。

***

そんな特訓を重ね、
いよいよ初めて序ノ口の土俵へと向かう朝。

行司部屋から出てきた2人は
「緊張してます…(^_^;」
「取組が長いと四股名を忘れるのでそれが怖くて…(--;」
と、それぞれの不安を口にしていましたが、
一方でうれしさもにじむ表情で
土俵へと向かっていきました。

歳の近い兄弟子たちは、10代の少年らしく
雑談したりじゃれあったりしてましたが
「待ったなし!」の声でピリッとモニターに集中。
若くてもそこはプロの集団なのだと
あらためて感心しきり…

「テレビですもうを見るときは
自分だったらどうするか考えて見ること」
の教えがちゃんと実践されていると思いました。
取組が終わるごとにあれこれと
感想を言いあっていました。


初っ切りのような毎朝の特訓が初日から生かされ、
初土俵が終わって戻ってきてから
「兄弟子に色々やってもらってよかったな」
と要之助さんにほめられていました(笑)。

ちなみに、デビューの時と場所終盤では
2人の様子がどう変わったか確認したくて
14日目のさばきを終えて戻って来た2人を
バックヤードまで見に行き…
2人とも汗びっしょりで息も上がっていて、
行司さんもこれほどまでに体力を使うのだな、
と驚きました。

(俊太さんや龍之助さんは3番だけとはいえ
特に息が上がった様子はなく、
龍之助さんは「これくらいの番数なら疲れないですね」
と言っていました。
3番だけとはいえあれだけ動く龍之助さんですから
相当体力を使っているはずですけど…
1年経つと体力もついて慣れもあるんでしょうね。
そんな点でも彼らの成長を感じさせられました)

衆侯さんは日を追うごとに
どんどん慣れてきてるように見えましたが、
逆に
「千秋楽に向けてどんどん緊張感があがってきましたね」とのこと。
さばきのむずかしさとか責任の重さを
日々実感してきたということなのでしょうか…
でもそう言いつつも見せた晴れやかな笑顔には
達成感が感じられました。

9日目の勇み足の差し違えを
とても悔やんでいるようでしたが、
11日目の山本さんvs山本桜さんの取組などは、
四股名も体格も似ていて、
土俵際で何度も体が入れ替わってまぎらわしく、
しかも長~い相撲だったので、
どちらが勝ったか見極めるのはむずかしいな、、、
と思って見ていましたが、
間違わずに軍配を上げて
勝ち名乗りの四股名も正しく言えていました

昂明さんは若いので少しずつ体力がもたなくなってきているかな…
と心配もしましたが
場所中も毎晩部屋で相撲字の練習をしているとのことで(健太さん談)
いきなり全力疾走して疲れが出たかもしれませんね。
名古屋からは15日間通しになるのでがんばってください!

一場所早いデビューだった公輝さんは
元基さんが別の場所でご指導されていました。
要之助さんによる指導の様子を少しだけ拝見することはできましたが、
十分には見ていないのでここではあえて触れません。

***

以前は新弟子の指導は巡業中に実践で行えましたが
今は10代は巡業には参加せず実践の場が減ったので
このように場所中の指導をしっかり行うようになったそうです。

じっくりこまかくていねいに特訓を重ね
初めての土俵へと送り出された様子を拝見し
監督役のみなさまに対して
「よくぞここまで育ててくださいました(T_T)」と
なぜか2人の母になったような気持ちになり、
感極まりました。

そして、もちろん2人の努力があってこそなんですが、
2人がしっかり取組をさばき・
立派に立居ふるまうほどに、
兄弟子の(特に監督役の)みなさまの
「土俵に出しても恥ずかしくない形を身につけさせる」
という強い意志による指導の成果を見せてもらえた気がして、
鳥肌が立つような、ふるえるような思いがしました。

新弟子のみなさんもまた3~40年経って
10代の新弟子たちをそのように土俵に送り出していったとしたら、
そしてその様子を万が一にでも見ることができたとしたら、
もう私は号泣してしまうかもしれません。。。
(実際には見る機会はないでしょうし
すでにそのころ私はこの世にいませんが ^^;)

指導

***

今場所中はほかの行司さんたちにも
様々なことを教えていただいたのですが
今は割愛いたします。
亮輔さん、悟志さん、友和さん、錦太郎さん、
一輝さん、ありがとうございました。m(_ _)m

***

あまりにも長くなったので今日はここまで。
続きは明日か明後日に…
  1. 2019/06/29(土) 03:19:42|
  2. 相撲

令和最初の更新

平成という時代が終わり、令和になりました。
明日の夜ごろ(?)に長文投稿いたします。

…という予定を書くだけの投稿でした  

coming soon...

※広告を消すためのとりあえずの投稿です 2019.6.26
  1. 2019/06/27(木) 01:49:28|
  2. その他

おまけ

表紙の全体の構成をイメージしたくて
前回トリミングした写真を流用して
妄想記事の見出しをザザッと3分で作って
入れ込んでみたのですが
個人的にとても気に入ってます

読んでみたい(笑)

読みたい 笑
  1. 2019/03/03(日) 02:14:39|
  2. 相撲

平成31年初場所4日目

初場所4日目の両国国技館

(後日加筆予定)
  1. 2019/03/03(日) 02:05:02|
  2. 相撲

春場所展望号

平成31年最初の更新です(笑)。


『NHK G-Media 大相撲中継』~春場所展望号~ では、
初場所展望号に続いて表紙の絵を担当いたしました。
(今年は展望号の表紙を担当させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願い致します)

NHK大相撲中継 春場所展望号 目次


***

本編の「今Doki☆大相撲ウオッチ」では
行司さんについて(ごく浅くではありますが)描かせていただきました。
場所中お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。

初場所中に取材を行なったのですが、
立行司 式守伊之助さん、幕内格行司の木村元基さん木村要之助さん
序二段格行司で伊之助さんの付け人をされている式守辰之助さん
序ノ口格行司の木村龍之助さん木村俊太さんには
言葉では言い表せないほど大変お世話になりました。

また、三段目格の式守正一郎さんにもお忙しいところ
立行司の付け人のお仕事について
少しお話しをうかがわせていただき大変助かりました。
取材の初動で少しお話しだけお話しさせていただいた
序二段格の式守海之助さんにも
気持ちをなごませていただきました。

今回の取材内容とは関係のない点にはなりますが
幕下格の木村亮輔さんにも行司の仕事について
少しお話しをうかがうことができて勉強になりました。

また、ある日行司部屋を退室する際にふと気づいたら
すぐそばで式守慎之助さんが装束に着替えていたのですが、
両手を大きくはばたくように広げて
お弟子さんたちに帯を締めてもらっている姿が
あまりにきらびやかで美しくて神々しくて、
まるで突然神様が目の前に降臨したかのように光り輝いていたので
そのオーラにびっくりして腰を抜かして後ずさりしながら思わず
「…すごい…すてき…」と声をもらしてしまいました(^^;

その様子が可笑しかったのか、なんとなく慎之助さんが控えで笑いを
こらえているように見えなくもない様子を後日録画で確認致しました^^;
(ご本人はとうにお忘れとは思いますが…笑)

メインで取材させていただいた要之助さんは
毎日きめ細やかに・爽やかに・内容は厳しく、ご指導されていらっしゃいました。
新人行司さんたちとは親子ほどの年齢差がありますが
その指導っぷりは歳の離れた良きお兄さんという感じでした。
行司さんの構えや所作の基本を教えていただいたり、
西岩部屋の新しい行司さんの木村公輝さんの
土俵上での所作の指導の様子を見学させていただいたり、
場所中、要之助さんにはひとかたならぬお世話になりました。
本当に感謝感激です、ありがとうございました。

龍之助さんや俊太さんからも日々の反省や思うところを
たくさんうかがったのですが
今回は誌面に反映させることができませんでした。
また何かの機会にそれらを紹介できればと考えています。

ちなみに…入門してからこの1年指導されたことのなかで
特に印象に残っているものはなにかおたずねしたところ、
2人とも口をそろえていたのが「軍配の上げ方」でした。

相撲ファンの方々には周知のことですが、
「木村」と「式守」では軍配を上げるときの手の形が違います。
2人とも「木村」なので手の甲を上に向けた状態で上げなければならないのですが、
右下に降ろしている構えから持ち上げると「式守」式になりがちで
入門したての頃はよく「木村に見えない」と指摘されたそうです。

で、「ああ、そうか…」と思い、某日、
単眼鏡を使って序ノ口格から立行司まで、
全行司さんの軍配の持ち方を総チェックしてみました。
テレビはおすもうさんをメインに映すので
なかなか行司さんの手の動きに特化して確認することはできないので…。

すると、今までだいたい同じに見えていた行司さんたちの
所作の型・装束の着こなしの型などにも
実は一人一人強い個性がにじみ出ていることに気がつきました。

同じものを見ていても「意識して」見るかどうかで
こんなにも情報の質や量が違ってくるのか、と
いままでの自分の目の節穴加減を大いに反省したと同時に
とても新鮮な驚きを覚えました。
(これは秋場所、呼出しさんたちの取材の時にも思い知らされたことでした)

軍配を持つ手の微妙な動きの変化に特化して観察してみるだけでも、
その行司さんの考え方や性格(性質?)まで透けて見えるような気がしました。
個人的主観の要素が大きいのでここでは省略しますけど、
今まで以上に土俵上やその周囲に見える景色が豊かに感じられるようになりました。

去年の秋場所と今年の初場所の取材は、
私の相撲観戦の視点をがらりと変えてくれました。
そしてまだまだ知らないことが多すぎるとあらためて思い知らされました。

大相撲の奥深さと真髄に触れもっと勉強して
大相撲という文化の総体を広く深くとらえられるようになりたいし
その魅力を発見していきたい、と思った次第です。

「今」と「これから」を理解し考えるためには
いまそこにいる「人」への理解も大事で、
文化はモノ・コト・ヒトが融合して初めて「生きる」
ということをあらためて肝に銘じなくては…と
自分自身に言い聞かせる日々になりました。

初場所は風邪やインフルエンザなどとの戦いにもなります。
行司さんたちは出勤するとまず入り口近くにある洗面台で
念入りにうがいをされていました。
装束に着替え土俵に向かう前に自分専用のポットを冷蔵庫から出して
うがいをしている若い行司さんもいました。

部屋の中で見たあらゆることが新鮮な取材でした(幸)。

春場所にデビューする公輝さんに加えて
さらに2人の新しい行司さんが入る予定で
もしも正式に入門が決まれば夏場所デビューとなるようです。
次々と次世代を担う人材が角界の門をたたきますね。
みなさんがすてきな行司さんとなられることを願っています。

立行司になるまで入門から約45年前後。。。
誌面では「長生きせねば!」などと意思強く書きましたけど、
私はそれほど健康ではない&若くないので、
今の若い子たちが幕内格に昇進する姿すら見られないかなと思います。
現在幕下格筆頭の木村亮輔さんあたりの方々が立行司になるくらいまで
生きられればまあ大往生でしょうか…笑

現在三段目格~序ノ口格のみなさんが立行司になる姿は
天から見守ることになると思います。

おまけ
伊之助さんに一筆書いていただいたとき、
左馬(ひだりうま)を「返し馬ですね」と言ってしまいました(^_^;;;それは競馬

行司さん1行司さん2

推敲していない長文駄文、失礼しました
  1. 2019/03/01(金) 23:17:29|
  2. 相撲

良いお年をお迎えください

今年はほとんどブログを更新しませんでした
どうぞみなさまよいお年をお迎えください

20181231dohyo.jpg

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現在発売中の『NHK G-Media 大相撲中継』初場所展望号は
イラストを普段の2ページから4ページに増量していただいています。
九州場所振り返り、初場所への期待(ちょっとだけ)、
クイズ、呼出しさんたちによる秋場所の触れ太鼓の様子について描いています。
ぜひ書店でお手に取ってご覧いただけましたら幸いです

↓初場所展望号目次(クリックで拡大)
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【春夏秋冬2018】

情景
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スタートライン
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化粧まわし
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職人の手と技
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若き獅子たち
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心技体
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初日前日の呼出しさんたちの仕事
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巡業
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【フィギュアスケート】
高橋大輔さん、現役復帰&全日本2位
羽生結弦さん、ジョニー&プル様に捧ぐプログラム(快復をお祈りしています
宇野昌磨さん、スケートカナダ&NHK杯優勝&全日本3連覇

感激しながら各大会の演技を観ていますー
もう!ひとことでは!言い表せません!
  1. 2018/12/31(月) 01:22:08|
  2. 相撲

ご無沙汰しています

10か月ぶりの更新です
広告を消すための投稿です。
また近日中に更新しようと思います 

太鼓
  1. 2018/12/13(木) 22:28:55|
  2. その他

羽生選手宇野選手おめでとう

羽生選手、五輪優勝金メダル、おめでとうございます!
66年ぶりのフィギュア男子五輪金メダル2連覇の記録おめでとうございます!

何より、あのすてきな「和」のプログラム「SEIMEI」を再び見ることができたこと、
それも世界の人が注目する五輪という舞台で広く見てもらえたことがうれしいです。
羽生選手が演じる和のすてきなプログラムが燦然と輝きを放って
フィギュア史上に残ることもうれしいです。

天がニ物も三物も与えた奇跡のような存在の羽生選手、
晴れの舞台でもまぶしく輝いてました。
羽生選手の魂の叫びが聞こえてくるような渾身の「SEIMEI」、
とってもかっこよかったです。
強い気持ちが画面を通して伝わってきて
演技を見ながら途中から手が震え、目もうるうるでした。
あの時の私の状況や感情をまだうまく表すことはできないですが
また時間を置いてつづることができれば…。

しっかり身体のケガや不調をなおして、さらに次のステップに臨んでくださいね。
いつかスケート会場で生で「SEIMEI」を見てみたいです。
羽生選手の競技生活現役中に。
今はそれが、私の夢の一つです。

2シーズン越しの個人的な課題(笑)最後のステップのgif、
春までには作りたい。。。作りたい。。。(笑)

今はスケッチなど。
羽生選手おめでとうございます

宇野選手、五輪銀メダルおめでとうございます!
「冬」も「トゥーランドット」もすてきでした。
体の奥底から湧き出る感情を
強く・柔らかく・情熱的に体現できる表現力はさすがです。
いつも胸の奥がじーんと痺れる感覚になります

「かわいい」から「かっこいい」選手へ変貌を遂げて
さらにまだ上へ向かう力を秘めているのですからこわい…
これからがさらに楽しみです♪

宇野選手おめでとうございます


田中選手もメダルは取れなかったけれど心に残る演技でした。
夢の舞台に立つ切符を手にしたことに胸を張ってくださいね!

宮原選手の蝶々夫人すてきでした。
辛い時期を乗り越えてここまで復活された精神力に驚きです。
メダルが取れるかとれないかという結果を超えて、私は立派な4位だと思います。
演技後の笑顔が忘れられません。
衣装をデザインされた方にも拍手喝さいを送りたいです。
物語の情景や主人公の感情まで、目に見える形で表現されたステキ衣装ですよね。

坂本選手もがんばりましたね!元気な演技が印象深かったです。
次も花織スマイルで思いっきりコンペに臨んでください!

村元選手・リード選手のフリーも素敵でした。
リンク上に桜がふんわりと咲くような、香りたつような、あでやかで切ないプログラムと
それを表現できる村元選手、その演技をささえるリード選手、
2人の気持ちがぴったり合った演技でしたネ。
須崎選手木原選手もおつかれさまでした!

(以下敬称略)
※ネイサン、ハビエル、ボーヤン、チャン、アリエフ、
リッポン、ミハル、ミーシャ、etc...
アイスダンスはテサ/モエ、パパ/シゼ、カペ/ラノ、、、
(テサ/モエのフリーの演技などはもう途中から目が潤み、
背中がぞくぞくし…。圧巻の演技でしたね!)
ペアは個人的にデュハメル&ラドフォードが好きで応援してるので
今回メダリストになれてうれしいです。
スイ/ハンのフリーの演技も圧巻でした。
女子はザキトワとメドベージェワ。ショートもフリーも言葉を失うような
壮絶な争いをみせていたと思います。
もう、全員に賞をあげたいくらい見ごたえのある大会でした。

【ソチ五輪の時の投稿】
http://takkykayo.blog111.fc2.com/blog-entry-123.html
【世界歴代最高点を出した時の投稿】
http://takkykayo.blog111.fc2.com/blog-entry-154.html

※左タイトル欄が2段にならないようタイトルは短くしています。
気持ちは「羽生選手、宇野選手、おめでとうございます!」です(笑)
  1. 2018/02/27(火) 00:12:18|
  2. フィギュアスケート

初場所決算号の原稿の補足

初場所決算号発売時にブログを更新しようと思っていたのですが
そのころちょうどインフルエンザにかかって寝込んでいたので
春場所展望号が発売される直前のいまになって補足など(笑)。

年明けに1月としては個人的に初めて
横審稽古総見と二所一門連合稽古を見学してまいりました。
その時に書いたメモを書き起こしたものを掲載しておきます。
(どちらも一部のみの書き起こし)

なぜ書き直ししたかと言いますと、
あまりに自分の速記の文字がきたなくて読みにくくて
原稿を考える際にかなり支障をきたしたからです(笑)

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ちなみに元のメモがどれだけ読みにくいかと言いますと…
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…こんな感じです

補足その2として、
初場所番付発表の日の阿炎関と竜電関の様子など。
対照的な二人の対照的な空気感の記者会見でしたが
どちらもともになごやかで幸せな様子の記者会見でした。

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お二人とも初場所新入幕で二桁勝利で三賞受賞という
すばらしい成績を残されましたよね
おめでとうございます

  1. 2018/02/26(月) 23:47:20|
  2. 相撲

ホームページ終了のお知らせ

すっかり報告が遅れてしまったのですが(汗)、
2011年に開設した私のホームページは
今年1月末をもって終了しました

実はFTPソフトとしていまだにFFFTPを使っていたのですが
先日、開発更新を終了したというニュースを見、
また、私が作れるHTMLコードもごく初期のバージョンで
セキュリティ的に今の時代にはもう限界かなと思っていたところで、
加えてブログ以外のページはあまり更新していなかったので、
サイトを仕舞うには良いタイミングかなと思い
サーバー等の契約更新手続きをしませんでした。

後悔している点は、
契約終了までに各ページのログを残しておかなかったこと。

参考作品とかプロフィールなどを
今使っているPCに残すのを忘れたまま終了してしまったので
見返すことができなくなりました(笑)
古いPCにはファイルが残っているので大丈夫ではあるんですが(笑)

このブログはまだ続ける予定です
今後ともよろしくお願いいたします

※左側のテーブル欄は後日修正します
いまはちょっとこのまま放置します
  1. 2018/02/26(月) 23:13:00|
  2. その他

2018年 初場所が始まります

今までと これからと
畏敬と 希望と

negai_o_comete
  1. 2018/01/13(土) 21:52:34|
  2. 相撲

よいお年をお迎えください

2017年12月30日

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bonne annee 2018...

2017年のブログも今日で最終です
みなさま よいお年をお迎えください
  1. 2017/12/31(日) 00:38:06|
  2. 相撲

星取表

ブログを更新していなかったのでいまさらな話題ですが…

『NHK G-Media 大相撲中継』の九州場所展望号から
星取表がリニューアルされていましたね

星取表を活用しているファンとしてはありがたかったです

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  1. 2017/12/31(日) 00:33:06|
  2. 相撲

初場所展望号 力士用すき油

2017年12月30日(土)

昨日発売された『NHK G-Media 大相撲中継 初場所展望号』に
イラストを掲載いただいています。

今回は大相撲力士の髷を結う時に使う「すき油」(鬢付け油)について
描かせていただいています。
以前テレビ情報誌ステラ用に取材させていただいたことがあり、
5年ぶりの訪問でした。

すき油工程の一部

ところで。
今回名称表記を「すき油」にするか「びんつけ油(鬢付け油)」にするかで
相当悩み、迷いました。

現在大相撲力士が使っている唯一の整髪油「オーミすき油」を
造っていらっしゃる島田さんによると、
この商品を造り始めた当初は今よりもっと柔らく、
≪すき油≫に近い柔らかさだったので
商品名に「すき油」という名称を入れたそうです。

ところが年月を経て徐々に硬めに造るようになってきていて、
今では≪中ねり≫よりもさらに硬く、
≪びんつけ≫に近くなってきているようです。

一般的に呼ばれている「びんつけ油」は”誤用”とされていますが
実質的には≪すき油≫よりも≪びんつけ≫寄りの硬さで、
あながち誤用とも言い切れなくなっているようです。

このたびの掲載にあたり島田さんとも相談したのですが、
今回は商品名として使われていて、かつ、
現場の床山さんたちからも直接何度も耳にした
「すき油」という名称を使うことにしました。

実際の硬さとネーミングにずれが生じている状態なのですが、
これからも床山さんたちがどのような硬さの整髪油を求めていくかによって
「力士用すき油」は今より硬くなったり・柔らかくなったり…と
生きもののように揺れ動いていくものなのだろうと思います。

ズレがあることで困るようであれば、
「大銀杏油」「力士油」「オーミ油」「島田油」などなど、
別の愛称をつけるテも有り?(笑)

原材料等々についても深い話があるんですが、
今回割愛しています。
また後日、記載するかもしれません(?)

***

5年前の取材時はまだ「オーミすき油」は缶入りでした。
その時の様子を少し。

2012年当時の作業風景

この時ちょうど缶をやめて箱にするという話がでてまして、
記憶に間違いがなければこの日の午後に
新しい箱のデザイン案が届くというタイミングでした。

今回も新しい某商品の試作品などの話があったりして、
偶然にも新しい話や節目のタイミングに訪問してます。

島田家のみなさまには5年ぶりにまたもやお世話になりました。
長時間にわたり取材させていただき、ありがとうございました!

*** おまけ ***

5年後のすき油

***

…ところで。

実は島田さん(息子の陽次さん)とは、
相撲と全然ま…ったく関係のない集いでの
20年以上前からの仲間だったりしまして…(笑)

まさか相撲のご縁で取材させていただくことになろうとは
若い頃は思いもよりませんでした(^^;。

取材中、陽次さんが土俵祭を見たことがないというので、
当時の仲間たちにも声をかけ
急きょ両国国技館で同窓会を開催しました。
土俵祭、優勝額贈呈式、相撲塾、相撲博物館展示解説…。
みんなで秋場所の番付表を買ってからちゃんこ霧島で食事をしたら
会計時に番付表を人数分いただくというオチもあり(笑)。

昔話に花を咲かせたなつかしく楽しい取材にもなりました。
世の中狭いですね(笑)。
記念撮影する人たち
  1. 2017/12/31(日) 00:26:24|
  2. 相撲
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